バーミヤンを一躍有名にした大仏を始め石窟群は、全長1500mにも及ぶ赤茶けた絶壁をくりぬき約750もの石窟があり、西大仏は高さ約55m・東大仏は約38mと、残念ながら2001年にタリバンに破壊された今でも圧倒するような姿をして聳えている。朝もやの中で朝日を浴びたその姿はりりしく光かがやいているように今でも見え、圧倒されてしまった。東大仏には最頂部まで狭い土の階段を登っていくことができ、頂上から大仏のやさしい視線で緑豊かな数々に歴史に翻弄された盆地や人々をを見渡すことができる。石窟内には一部難民も住みついていたが(今はいないみたい)壁画の大部分はぎ取られほんの部分的にしか残っていないのが実情だが、中に入ると当時の修行の様子が偲ばれる。
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